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ロールプレイの難しさ

この週末も、面接試験が行われていましたね。

教え子からの報告ももらっています。

 

さて。

口頭試問では、「良かった点と改善したい点をお話し下さい」と聞かれます。

一番初めに、聞かれることです。

この「改善点」というのは、今、実施した20分のロールプレイを振り返った時、自分ができていないと感じていること、を答えます。

この時、「傾聴に注力したから時間がたりなくなった。(タイムマネジメント)」と答える受検生を多く見かけます。

 

う~ん。

本当に「傾聴に注力」していたのか、疑問だな~、という方が多いのですね。

 

みなさんは、ロールプレイ20分のうち、何を一番、難しいと感じていますか?

・CLと向き合う自分の態度

・傾聴

・積極的かかわり技法

・プロセス理解

・主訴が分からない

・CC視点って、なんだろう?

・目標共有の仕方

・方策の引き出しが少ない

 

このあたりが、みなさんが難しいと感じていらっしゃる部分かと思われます。

 

では、その難しい部分。

どうやったら、できるようになるのでしょうか。

改善策、ありますか?

 

 

受検生が「難しい」と感じている部分と、こちらから見える「不足点」には、ギャップがあるな、と感じています。

つまり、みなさんが口頭試問で「改善したい点」で答えていることとは、違う部分を見ているのです。

答えを聞いたあと、「え?そこ?」と感じることが多々あります。

つまり、そこが改善点であると気づいていないのだろう、と思うわけです。

 

自分のロールプレイは、何ができていて、何ができていないのか。

どうしたらできるようになるのか。

 

やはり、誰かに見てもらわないと、自分で気づくことは難しいと思います。

 

もし、ご自身の学習の中で気づきたい、ということであれば。

まずは、細目をしっかり読んでみましょう。

細目は、試験に出されることが説明してあるわけです。

実技試験にだって、細目は存在します。

 

試験実施側が持っていてもらいたい、と思っている技能・技術・知識と、われわれ受検生が「せねば」と思っていること。

このギャップを、まずは無くすことが大切だと考えますよ。

 

 

※8月後半から、トレーニングを開始します。なるべくたくさんの方参加してもらいたいと思っています。