学生たちは夏休みに入っています。
ですが、毎年、この夏休み期間中に、1年生に向けたワークショップを開催しています。
昨日と今日は、「自己理解Ⅰ」ということで、自分自身の長所短所と向き合い、それを「人に伝える」ことを考えていく、というワークを実施しました。
特性ワードから、自分と合うものをチェックし、その後は長所を3つ、短所を1つ選びだし、それを選んだ理由や、発揮された場面などを書いていきます。
毎年のことなのですが、「発揮された場面」を書くことが難しい様子。
具体的に、と説明はするのですが、何を持って具体的というのか、わかっていないのですね。
さらに、自分の長所が見つけられず、何も書けなくなる学生もいます。
これも毎年のことです。
今年も2名ほど、何も書けずに帰って行きました。
どうしても思いつかない、書けないという時には、支援室に来て一緒に探そう、ゆっくり話そう、と声はかけるのですが…。
最初は来てくれません。
たぶん、何も書けない自分に対するショックの方が大きいのだと思います。
情けない、自己嫌悪、そんな状態なのでしょう。
ここからが、キャリアコンサルタントとしての対応力が試されるところです。
少しずつ少しずつ、心を開いてもらい、就職活動に間に合うように、自分のよいところを語れるようになるまで、お互いに根気よく向き合えるようになる。
そんな学生が内定をもらい、嬉しそうに報告に来てくれる。
それを繰り返しています。
今年もまた、同じように苦しむ学生がいることがわかりました。
そんな学生を受け止め、一緒に進む日が送れるといいな、と思っています。
それなりに書けた学生であっても、具体的でないことに変わりはありません。
これをきちんと添削し、次週の「自己理解Ⅱ」につなげていきたいと思います。
夏休みなのに学校に来てくれてありがとう。
お疲れさま!
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