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聴くトレ1回目

昨日、聴くトレーニングの1回目を開催いたしました。

1回目のメニューは、「関係構築力を身につける」になります。

 

評価区分にもあり、みなさんも一応は意識しているであろう、ラポール形成。

そして、「傾聴」ということ。

 

傾聴をするにあたり、受容・共感の態度でもって、相談者のお話しを丁寧に誠実にお聴きしていると思います。

最低限、ここはクリアしたいところです。

 

ですが、前半のお話しを聴いている時にだけ、では、60点に到達はしません。

「維持しつつ」とありますよね。

20分のロールプレイ中、ずっと受容・共感の態度を崩さず、丁寧に誠実に進めていく必要があります。

後半になって、少しずつ関係が薄くなっていくような感覚、お持ちになったことはりませんか?

その場合は、相談者を尊重することなく、置き去りにしている可能性を検討してみましょう。

 

 

そして今回は、参加者が少なかったこともあり、かなり内容の濃いトレーニングができたと思います。

個々のクセの指摘、そのクセがでてしまう背景や気持ちの部分にまで切り込み、どうしたら解決していけるのだろう、という部分まで対応させていただきました。

 

そして、言葉で言うのは簡単な「傾聴」ということについても、「全身で全力で聴くのだ」ということを、体験してもらいました。

相談者のどんな些細な変化も見落とさない。

いわゆる、ノンバーバルまで聴くということ。

ここを強化する必要性をお話ししました。

 

また、今回は、キャリアコンサルタントのノンバーバルの話をさせていただきました。

だって、「言語・非言語で表現し」とあるのですから。

受け止めている

共感している

ということを、言語だけでなく、非言語でも表現していく。

この部分に関しても、しっかり対応することを練習しました。

 

あくまでも、大前提となっているのは「相談者ありき」という考え方です。

相談者の方のお話を聴いている、ということと、それを尊重する、という姿勢のためのものです。

 

 

最後は、第18回事例の学生さんについて、私のロールプレイをモデルでお示しし、お開きとなりました。

 

参加した方は、しっかりと宿題まで持ち帰っています。

次回は3週間後。

お仕事をしながらの宿題は大変だと思います。

ですが、実務についている以上、身につけることが自身のスキルアップになる、ということを実感されたようでした。

 

 

次回は、「問題把握力」に関しての講座です。

お聴きしたお話から、何を問題として捉えていくのか。

それを、どう共有していくのか。

ここに特化して、講座を進めていきます。

 

単発でのお申し込みも可能です。

お申し込み・お問い合わせは、コチラからどうそ。