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何のために学ぶのか

キャリアコンサルタント」を目指す際、養成講座に通われる方も多いと思います。

また、試験については、実務経験で受検することが可能ですので、学科試験のために独学で挑まれる方も多いかと思います。

 

学科で使用しているテキスト(教科書)というのは、養成講座であれば、各団体によって違うものが配布されていると思います。

独学でチャレンジされる方は、どんな本をご自身の教科書として利用しているのでしょうか。

一般的に、「これが良い」とされている本をチョイスされていると思います。

 

能力評価基準が統一されたタイミングがあり、また今回、新たに基準がもうけられたと報告書にありました。

※2018年3月26日に「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」が、厚生労働省のホームページに掲載されています。ご確認ください。

そのための学習も、また新たな本が必要なのかな、というところでしょう。

 

さて。

ではこれは、何のために学ぶのでしょうか?

カウンセリング理論やキャリア理論は、何のために学ぶのでしょう。

暗記して、学科試験に合格するためでしょうか。

違いますよね。

 

理論を学ぶことは、実践で役に立てることだからです。

 

学んだ知識を、実践で使えていますか?

 

技能検定の細目では、「カウンセリングの理論とスキルを用いた」スキルが必要ですよ、と書かれています。

そのために、学ぶわけです。

 

自分の実践しているキャリアコンサルティングが、学んだ知識を用いて行っているのかどうか。

少し、振り返ってみることは大切です。

使えない理論などありません。

(もちろん、ケースバイケースです。)

ご相談内容に合わせ、適切な使い方ができるかどうか。

 

これが、実践力では求められています。

そして、それが実践できているかどうかを見られているのが技能検定です。

 

今週から、2級技能士前期試験の申し込みがスタートしています。

チャレンジされる方。

この、学びと実践をどう自分の中で表現できるようにしていくのか。

しっかり、考えてみましょう。