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CCとして問題を捉えるとは

対策講座以降、熱心な受講生さんたちから、いくつかの論述解答が送られてきています。

点数をつけることはできませんし、何が正解かを伝えることはできません。

ただ、もっと良くするために、どんな視点を持つといいのか、というアドバイスはできます。

 

送っていただいた論述解答の点数を当て、もし未達点であれば、何を書けば到達するのか。

そんなことは、私にはできません。

ですが、新しい視点や、用語の誤解釈などには気づきます。

そこをお伝えして、何かのお役に立てたらいいな、と思っています。

 

そんな中、少し不足しやすいなぁと感じているのが、「キャリアコンサルタントとして問題を捉える」ということです。

CLさんがおっしゃっていることの中に、奥に、裏に。

何があるのでしょうか。

 

「自分にはできない」本当にそうでしょうか。できないと思い込んいるだけなのではないでしょうか。もしくは、できることとできないこと、明確になっていないだけではないでしょうか。また、すべきことを知らないだけかもしれません。

 

「自分がやるしかない」本当にそうでしょうか。ほかに助けてもらえる手立てはありませんか?友人は。行政は。制度は。

 

こんなふうに、まずは、CLさんがおっしゃっていることについて、検討してみましょう。

困っている、悩んでいる、迷っているCLさんに対して、どんな視点を持てばサポートできるのでしょうか。

 

CLさんを理解しようと考えることが大切です。

そして、そのCLさんのために自分は何ができるのか。

専門的に学んでいることがあるからこそ、CLさんには気づかなかった新しい視点をお伝えすることができるのです。

 

そんなことを意識しながら、論述問題に取り組んでみてください。

 

次回は、具体的な方策とは?について、考えてみたいと思います。