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発表前に思うこと

今週は、2級技能士の合格発表があります。

受検された方、緊張感がそろそろ出てきたのではないでしょうか。

合格したい!強く願っているのだと思います。

そうですよね。

試験というのは、受けた以上は受かりたいものです。

いや別に、そんなに受かりたかったわけじゃないしさ。

国キャリあるから、別に良いし。

な~んて、酸っぱい葡萄のようなことを考えてしまう時があったにせよ。

やはり、合格したいものです。

 

大切なのは受かった後。

それで終わりですか?

私としては、2級合格後にすぐ、では1級だ、というのは、違うと思っています。

もちろん、スキルアップを目指すのは大切なことです。

ですが、級をあげることだけがスキルアップではありません。

たとえ2級に合格しても、熟練レベルと言えるのでしょうか。

合格したことに慢心せず、ご自身の面談スキルをあげるための努力や学習は、続ける必要があると思います。

それが、1級の学習とすぐにイコールになるわけではありません。

学ぶべきことはたくさんあります。

ご自身の実務分野とは違う分野について、もっと知識を付けて行くこともいいでしょう。

また、学科の科目で考えたときに、苦手な領域を学ぶ機会を得ることも、いいと思います。

 

私は先日、雇用環境整備士という研修に参加しました。

育児者雇用に特化した内容の日でした。

(ほかに、障碍者雇用・エイジレス雇用と、全部で3種類あります)

一応、『雇用環境整備士(第Ⅰ種)』という資格をいただきました。

日常的には学生対応が多いのですが、企業の方とお会いする機会もあります。

企業内での制度等について、まだまだ弱い部分がありますから、そこを補うための学習でした。

 

本年度は、さまざまな研修に参加する機会を持っており、現場で使える、実務に有用な学びを得るべく、貪欲になっている自分がいます。

合格された方はぜひ、こういった機会を主体的に持っていただきたいな、と思います。

 

 

さて。

もし不合格であったらどうしようか、ということです。

今月には、次回、後期試験の申し込みが始まります。

複数回、不合格が続いてしまうと、もう受験をするのはやめようか…、と感じる方もいらっしゃると思います。

私にも同じような経験がありますので、気持ちはとてもわかります。

悔しいから合格するまで頑張りたい、という気持ち。

でも、またあのストレスフルな日が戻ってくるのか、という絶望。

どうしたらいいのだろう。

そもそも、なぜ受からないのだろう。

何がダメだったんだろう。

そんな気持ちでいっぱいになりますよね。

そんな時はぜひ、面談を予約してください。

一緒に振り返り、一緒に考えていければと思います。

 

その時。

「どうすれば、何をすれば合格できるのか」

ではなく。

「どんな力を身につけることが、相談者の役に立てるキャリコンなのだろう」

と、考えてください。

お役に立てるキャリコンになることが目標です。

合格だけではありません。

 

まずは。

その意識から変えていきませんか?