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受検、お疲れさまでした

先日の受検、お疲れさまでした。

東京は、とても寒い1日でしたね。

 

昨年の後期受検では、論述の解答用紙が変更され、かなり驚きました。

特に2級では、行が増えたこともあり、戸惑った方も多かったと思います。

 

今回は、送られてくる受検票から大きな変更がありました。

そして先日の受検。

午前中の学科試験でも、解答用紙に変更がありました。

そもそも、受検室の机の上に、シールがありませんでした。

配布された解答用紙には、あらかじめ自分の受験番号と名前が印字されていましたよね。

受検室に入って席に着くと、ほぼぎっしり受検生が座っており。

今までですと、ぎっしりではなく、穴あきだったんですよ。

その穴は、論述試験のみ受検される方が座る場所でした。

それがぎっしりだったということは、論述のみという方は、お部屋が違うということですよね。

(そうでないと、解答用紙が配りにくいということもあったのかな、なんて深読みしております。)

 

論述の解答用紙にも、受験番号と名前が印字されていました。

そして、行数も増えていたと思います。

枠の一番下、ほそ~い隙間もなくなり、完全に枠内に書かないとダメなんだな、ということでしょう。

 

さて。

自分のことはさておき。

2級の論述試験、さきほど初めて読み、そして解いてみました。

みなさん、いかがでしたか?

読んですぐの私の感想は、「これは難しかっただろう」です。

何しろ、ご本人は仕事を頑張っていて、今の仕事を続ける意思を持っているわけです。

そして、条件も良い。

今までのような、「自己理解」「仕事理解」「思い込み」の3点セットでは、うまいことまとまらないのではないか?と感じました。

人間関係というのは、働く上で大きなポイントではあると思います。

そういった意味では、「職場の人間関係における自己理解不足」はありました。

 

実際に、人間関係をどうするか、という視点で書いた方は多かったのでしょうか。

教え子さんからの振り返りがまだありませんので、ハッキリしたことはわかりません。

でも、人間関係をどうにかするっていうのは、書きにくいのではないかと思います。

行きすぎるといじめとかパワハラといっていた方がおりましたが、それは違うんじゃないかな。

私はこの相談者さんに、自分で行動できる強さを感じましたので、行動先を示唆するような解答を書いてみました。

そして、お子さんが7歳ということですから、「今」だけではない「中長期視点」を持ってもらいたいなぁと。

ですから、

①正社員に転職するか否か

②人間関係をどうするか(たとえばアサーションスキルトレーニングとか)

の2点でしぼると、この逐語記録を使った意図からは外れてしまうのではないか、と感じています。

 

22日の全ケース体験講座、また1月の個別指導をお申し込みの方には、私の解答例をお渡しする予定としています。

(前回から、ウェブ上にアップすることはやめています。)

 

この方のモヤモヤを解決する手立ては、環境を見渡すなりすれば、必ずあると思いましたよ。

そして今回は、理論を使って書きました。

2級では珍しいことです。

どんな理論なら当てはまりそうなのか、そういった視点を持つことも大切だと思います。

 

 

論述試験は終わりましたが、この記事を読んだ後、もう一度、トライしてみませんか?

また、過去問題を改めて書いてみることも重要です。

論述試験も実技です。

必ずつながっています。

何年も前の教え子さんに、「面接を論述の視点で考えられるようになった」と言った方がいます。

見事、合格されました。

論述試験は企画書。

そして、面接試験はライブ。

頭の中がきちんとプロセスや構造化されていなければ、論述試験は書けません。

面接で行き当たりばったりにならないよう、どう頭を整理しておけばいいのか。

論述はそのトレーニングにもってこいだと思いますよ。