2級受検者のみなさん。
面接試験、お疲れさまでした。
今週末は予備日になっていると思いますので、ひょっとしたらまだ受検される方もいらっしゃるかも知れませんね。
悔いの無いように頑張ってください。
さて。
受検が終わってホッとしているところだと思います。
発表までまだ少しありますので、今のうちに振り返り作業を行っていただくといいかな、と思います。
日が経つとどんどん忘れてしまいます。
「もう思い出したくない…」という方もいらっしゃるのかな、と思いますが。
お気持ちはとっても良くわかりますよ。
無かったことにしたいなんて思いますよね…。
でも、だからこそ!必要なのだと思います。
何をどう振り返っておくことがいいのか、少しまとめておきますね。
参考になさってください。
まず、相談者さんがどんなことをお話しして下さったのか。一通り、書き出しておきましょう。
その際、それを伺っている自分はどうだったのか、も重要です。
これが、基本的態度(受容・共感・自己一致)として、できていたのかどうか、客観視します。
相談者さんのお話しが変化した瞬間があれば、それもしっかり。
共感的理解を表現したことで深まったり、焦点化や明確化(積極技法)を行ったことで、気づきがあったり、ということもあるかもしれません。
そのあたりもきちんと、思い出しておくといいですね。
もちろん、ノンバーバルも、です。
さらに、それに対して、キャリアコンサルタントとして、何を考えたのか。
どう感じ、どう捉え、どうなってもらいたかったか。
何に気づいたのか。
すべて書いておきましょう。
もちろん、口頭試問でも聞かれていることだと思いますので、それも合わせて。
そして、どんな目標を立て、どう共有したのか。
それに対して、どんな方策をお伝えしたのか。
時間切れだったとしても、自分で考えていた道筋はあったと思いますので、それは書き出しておきましょう。
どのあたりで時間切れになったのかも、わかるといいですね。
シンプルな振り返りをされる方は多いのですが、それを読ませていただいても、こちらとしては合否の判断はできません。
あまりにも単純な振り返りだけでは、相談者像はわかりませんし、それに対してあなたが何をしたのかもわかりません。
誰に見せるわけでもない振り返りだとすれば、「今ならこうするのに」ということも、明記しておくといいでしょうね。
何が正解かはわかりません。
そもそも、キャリアコンサルティングに答えはありません。
相談者の選択にも、正解はないのですから。
でもわれわれキャリアコンサルタントは、相談者が最適解を見つけられるようにサポートすることが大切です。
いつでも自分の面談を振り返り、どれだけお役に立てたのか、客観視することが成長へとつながると思いますよ。
また、発表後に振り返り会を開催する予定でおります。その時に、この振り返りを持参してください。
合否に関わらず、あなたの面談を見直す機会となるといいなと思います。
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