キャリアコンサルタントのみなさんは、ジョブカードを活用した面談を実施したことはありますか?
確か、私がキャリアコンサルタントとしての資格(当時は標準レベルと表現されていました)を取得した際は、養成講座等の学びの中に、ジョブカードについては入っていませんでした。
追加で受講できる仕組みができたようでしたね。
私自身、このキャリアコンサルティングに関する資格と言うのは、一番最初に取得したのが、「ジョブカード登録キャリアコンサルタント」でったと思います。
職業訓練校で担任業務をしており、ジョブカードを活用することが義務付けられ、取得しました。
当時は、日本生産性本部が資格運営をされていたと思います。
その後、運営会社がLEC東京リーガルマインドに変わり、名称も「ジョブカード作成アドバイザー」に変わりました。
養成講座で学ぶけれども、実際にジョブカード作成にかかわった経験のあるキャリアコンサルタントさんというのは、どのくらいいるのでしょうね。
職業訓練に関わるお仕事であれば、必須になるかと思います。
最後に関わった「求職者支援訓練」では、カリキュラムの中に面談が3回、必ず用意されており、それはすべて、ジョブカード作成が必須でした。
履歴書と職務経歴書を一つにしたような様式だったので、応募書類作成のための洗い出しという位置づけで対応していましたね。
その後、ジョブカードを作成することをサポートするだけでなく、あらかじめ作成されたジョブカードをもとに面談をする、という業務も増えてきました。
訓練前キャリアコンサルティングや、セルフキャリアドッグなんかが、それに当たると思います。
私自身は、どちらも経験があります。
作成支援もしますし、ジョブカードを活用した面談もします。
今回、『平成31年度雇用型訓練等を活用したジョブ・カード制度の推進実施事業』というものが某社で受託され、キャリアコンサルタントとしてお手伝いをすることになりました。
細かなお仕事の流れや条件面等に関して、お打ち合わせの日を設けていただいています。
せっかくの経験ですので、いろいろな場面で発揮できたらいいなと思っています。
そういえば…。
とあるSNSにて、この事業についてをアナウンスし、「資格をとったばかりの方の経験を積む場として…」と案内している方を見かけました。それは、どうなんだろう。
相談をする方というのは、相手(キャリアコンサルタント)を選べないことも多くあります。
そのキャリアコンサルタントが、「あくまでも練習の場。経験を積む機会。」として面談していたら、どうでしょうか。
初心者であってもベテランであっても、本来はしっかりとして面談を行い、価値提供できることが望まれます。
もちろん、どこかで経験を積む必要があるわけですから、初心者のキャリアコンサルタントさんにとっては、良い場なのだということは理解しています。
ただ、実際に面談をするときに、「自分はまだ初心者だからこれは練習や経験を積む場」という意識は、絶対に持ってほしくはないと思います。
一回一回が真剣勝負。
練習ではなく、本番なのです。
それを踏まえていただければ、ぜひ、一緒にサポーターとしてお手伝いしていただきたいな、と思っております。
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