今日で9月も終わりますね。
後期の技能検定については、お申し込みは明後日までとなります。
迷われている方、後悔の無いようにされるといいな、と思います。
さて、今日はキャリアコンサルティングにおけるツール活用について触れていこうかと思います。
先月から、厚生労働省が主体となって開発していた技法(ツール)について、学習をする機会を持っておりました。
また先週末、それらのツールを適切に指導する役割としての学びも行い、無事、認定インストラクターとなりました。
実際に、そのツールが役に立つかどうか、ということは脇に置き、まずはツールを活用することについて考えてみたいと思います。
その技法と言うのは、そもそも「キャリアコンサルタントが、相談者の自己理解や仕事理解を深めることについて、一定程度の力量を持つことが重要である」という考え方から開発されたようです。
国キャリの試験に合格してすぐ、目の前の方の自己理解を深めるにあたり、どのような声かけが有効か、何をどのようにしたらいいのか、実はわからない、ということも多いと聞きます。
その際、こういった技法を用いることで、まずは一歩を踏み出してもらえたらいいな、と思います。
アプローチの仕方というのはさまざまあり、対話で進めることも、アセスメントツールを用いることもあります。
職業興味検査や適性検査を受けていただくということも、自己理解を深める一助となります。
要は、何が目の前の方に有効か、目の前の方との会話や検討でもって決めていくことになります。
こちらが、「これを使えばいいんだよ」と押し付けていいものではなく、また、「これさえ使っていれば大丈夫だろう」というものでもありません。
今回、この技法を使用方法を体験し、また、それを体験してもらう立場(講師でありファシリテーター)の講座を受講し、一番重要な部分はそこかな、と感じました。
今後、この技法を体験していただくセミナーを開催することを認定されましたので、少しずつ皆さんにも広めていきたいと考えています。
ただその時、技法の使い方だけを知ってもらうのではなく、その技法の有効性であるとか、相談者の個別性に配慮できるキャリアコンサルタントであってほしい、ということも、しっかりとお伝えすべきと考えています。
プログラムを考えましたら、またこちらでもご案内したいと考えています。
楽しみにお待ちくださいね。
※余談ですが…。厚生労働省が注力した技法であり、それを広めてほしいという視点から、私のようなインストラクターがいるとすれば、きっとこれは、論述試験で書くこともできるツールかもしれないなぁなんていう、テクニック論としては思いつくことも、あったりします。
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