論述試験について、さまざまな対策講座があり、また、受検生同士の情報交換があり、いろんなことが言われているようです。
今日は、そういったことについて書いてみようと思います。
なんというか、都市伝説のような情報がいろいろと飛び交っていること、気になりますね。
まず、気にしなくても大丈夫、というか、自分の好みで選んでいいのでは?ということとして…。
◆文章で書くのか、箇条書きで書くのか
これは、やりやすい方をチョイスしていいのかな、と思います。
私自身は文章化するタイプです。
これを、箇条書きに変更しようとすると、少し難しいかなと感じます。
合間に入れていく接続しや、語尾のニュアンスごと、お伝えしたいと思っているかではないかと推測しています。
ですが、文章化することが苦手で、どうしても箇条書きでしか表現できない、という方もいらっしゃいます。
それはそれで、いいのではないでしょうか。
ひとつ言えることとして。
たとえばですが、○~。と書いた時。
。の後ろがたくさん余っていたら、もったいないような気がしてしまいます。
そんな時は、。の後ろに、次の○を入れ、続けていけば、たくさん書けますよね。
◆カラーペンを使ってもいいのか、どうなのか。
これも難しいですね。
確実に、「いいですよ。」と私から言えることではありません。
練習ではもちろん、そのようにしていただいて、やりやすい学習方法として取り入れていただいてもいいと思います。
ただ、試験会場では、どうでしょう。
もし、「ダメです」と突然言われたら?
今までのようにできないとなると、急にやりにくくなったり、落ち着かなかったり、不安になったり、ということも、考えられます。
どうも、会場で係員に「いいですか?」と聞くと、協議の末、「ダメです。」になることもあるようです。
(以前、受検会場で実際にありました)
聞かなければ、ダメにはならなかったかもしれません。
どちらにせよ、どうなるかわからないとなると、カラーペンを使わなくても読み取っていける学習をしておいた方が、ひょっとしたら無難かもしれませんね。
◆「CL1の発言から…」という書き方がいい
これは、そのように教えているところがあったようですね。
今はどうかわかりませんが、過去には、そうでないと、とおっしゃる受検生は多かった気がします。
記録に残された発言の中に、われわれが書こうとすることの根拠があると考えると、あながち間違えてはいないと考えます。
ですが、そう書かなければダメということは、一切ありません。
根拠を発言から示して行くことは重要ですが、「CL1の…」という書き方に捉われる必要はないのかな、と思います。
◆問題→方策、を順次、書き示して行く
これも、対策講座で指導されている内容として聞いたことがあります。
たとえば、自己理解が不足している、と捉えたとしたら、方策の中に、【自己理解】まず~、というように、問題の対処、という書き方をしているようです。
これも、この書き方で到達している人もいるかも知れないと考えると、ダメとは言い切れません。
私自身は、指導ではお話ししていません。
やはり、キャリアコンサルティングにはプロセスがあり、それを理解していることを求めているとすると、問題→対処、という紋切型の書き方よりも、問題用紙の向こうにいる相談者に寄り添い、プロセスに則って対応していく様子を表したいと考えています。
いくつか紹介してみました。
みなさんは、ご自分の考えに合うことをチョイスしていただければと思います。
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