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わからないことは、そのままにしない

一昨日、2級面接試験に向けた個別指導を実施していました。

その中で、相談者さんのお話しを実はわからないままにしていた、という状況がありました。

 

相談者さんがおっしゃったこと、すべてが理解できるわけではありません。

ですが、わからないことをそのままにしていたら、理解はできませんよね。

なぜ、そう思ったのだろう。

それって、どういうことだろう。

漠然とした表現があれば、聞いてみるしかありません。

 

「きく」には、3つの感じがありますよね。

一般的には、まず「聴く」が大切だと言われます。

でも、「聞く」ことも、「訊く」ことも、重要になります。

それでも、できるだけ、質問ばかりであったり、まるでインタビューをしていくような、そんな面談にはならないようにしたいものです。

 

私はそんな時、「問いかける」という表現を用いるといいのかな、と感じています。

もう少し、深く話してもらわないとわからないなぁとか。

具体的に、どういうことだろう…とか。

そんな時に、用いるといいのかな、と思います。

 

わからないことがあるのに、そのまま面談を進めてしまっては、肝心なところがつかめないままになってしまいがちです。

いわゆる、「芯を食ってない」感じとでもいいましょうか。

些細なことであっても、実は、重要なことであるというケースもあります。

 

理解したい、と思ったら、問いかけてみることを心がけてみましょう。

 

これはきっと、論述でも同じだと思いますよ。

書かれている逐語記録だけでは、相談者の方を理解しきれない。

であれば、そこを問いかけてみるような展開もありますよね。