実務の面談力向上に向けて

2級の技能検定実技面接試験が終了した方々は、今は結果を待つだけの状況です。

少し、ボンヤリしちゃって…という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

大学等で学生支援を担当されている方にとっては、これからが忙しくなる時期ですね。

 

面接試験到達に向けて、様々な努力をされてきたかと思います。

もちろんそれは、試験の合格を目指してのことです。

ですが、そもそもそれは何のためだったのでしょうか。

ただ「合格」できれば、それでよいのでしょうか。

 

技能検定というのは、実務者のレベルチェックや評価のために用意された試験です。

であるならば、合否に関わらず、ご自分の面談力を向上していくことを、考えていくことが重要だと思います。

 

どんな講座でどのように指導を受けられていたのか、きっといろいろであったと思います。

ですが、その教わったことの中には、単に「60点になればよい」ということではない、「キャリアコンサルタントとして大切なこと」もあったのではないでしょうか。

それを、今一度、ご自身の現場で力をつけていくことが求められていると思います。

 

私が常々、教え子さんたちに伝えていたこと。

まずは、カウンセリングの理論とスキルを用いること、と細目に書いてありますよ。

 

みなさんは、カウンセリングの理論とスキル、使えていますか?

相談者の方の感情に対し、きちんとしたアプローチはできていますか?

お話しを、受容し共感的理解を示しながら丁寧に聴いていくことは、「カウンセリング理論」ではありません。

基本的態度、ですよね。

もちろん、来談者中心療法というカウンセリング理論の前提でもあります。

ですが、ただ基本的態度はできている、だけではアプローチとは言えません。

 

ご自分の日常の面談を振り返り、まずは、こういったことから定着を目指して行きましょう。

 

3月に入ったら、実務スキル向上に向けたセミナーを開催する予定です。

ぜひ、ご参加くださいね。