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在宅での学生対応

学生の休校が続いている中、私自身も自宅待機となっております。

在宅勤務ではなく、自宅待機です。

嘱託職員という立場であることから、在宅勤務扱いにはなりません。

それでも、学生の就職活動は止まってはいません。

(個人的に止まっている学生はいますが。それは本人の意識の問題)

 

就職活動をしている学生への対応としては、メールで履歴書やエントリーシートの添削をしたり、Web説明会の参加や試験の報告を受けたり、といったところですね。

あとは、Skype等のオンラインを用いて相談に乗ったり。

一番多いのは、面接練習です。

練習がオンラインになっている、ということよりも、面接試験そのものがオンラインだから、という事情が大きいと思います。

オンライン上の注意点(背景や角度、目線など)も、一般論よりその学生の状況を確認しながら説明できますし。

声の大きさや、こもっていないかどうか、こちらの声がクリアに聞こえているかどうか、なども確認できます。

学生はヘッドセットを持っていない子が多いです。

無くてもやりとりは可能なのですが、できればイヤフォンはあった方がいいのかなぁと思います。

先方の声がスピーカーから聞こえてくると、それをマイクが拾ってしまうこともあります。

ハウリングしてしまうこともあるし、学生の声もあまりクリアには届いていないように感じます。

新しくヘッドセットを買いなさいとは言えません。

ですが、自宅PCではなく、スマートフォンを使って面接を受けている学生もいまして、その場合は、スマートフォン用のイヤフォン(マイク付き)を持っている学生が多いようです。

時代だなぁ。

 

一次面接まではオンラインで実施し、最終面接は先方に伺うという学生もいます。

役員面接や社長面接になる場合、やはり直接本人に会いたいと思うのでしょうね。

一次面接であれば、それ以前に見学や訪問、説明会で会っていることが多いので、オンラインでもいいのでしょう。

また、二次面接・最終面接であっても、オンライン上で実施する企業もあります。

どちらがいいのか…。

現在の事情都合を鑑みると、電車に乗せない対応をしている企業の方が親切なようにも感じます。

ですが、学生の言い分としては、オンラインで伝わっている気がしない、対面で伝えたい、という思いもあるようで。

一長一短ですよね。

 

この休校期間中、オンライン上での面接試験を受け、内定を獲得した学生がいます。

この学生たちは、事前の説明会や見学で先方にお会いしており、その時になんとなくではありますがキャラクターが伝わっていたこともいいのかな、と思います。

ですが、不合格だった学生もおります。

この学生たちは、オンラインだから伝わらなかった、というわけではないと感じます。

現在の合否学生を見ていて、オンラインだから、ということではないと思いました。

学生が考えているほど、オンラインは不利とか伝わらないということは、なさそうです。

合格する学生は、平易な言葉で言うと「自己理解・仕事理解」が深まっているということですね。

また、目指す企業を「仕事軸」で見ているかどうか、です。

相変わらず、企業選びの軸が研修の充実や福利厚生という学生もいて。

それはね、権利の搾取だと思われてしまうのですよ。

ということが、なかなかピンと来ないようですね。

ダメ出しするのは簡単ですが、メールの文章だけだとこちらの思いまで伝えるのは難しく。

 

いろんな意味で、やはり対面って大切かな~と感じています。

 

今日は24日。

あと約1週間の自宅待機措置。

休校は、6月1日に明ける予定です。

2か月間の休校を埋めるべく、9月末まではかなりキツキツの授業が予定されている学生たち。

就職活動に時間と気持ちを割けるのかどうか。

そう考えると、やはり本年度は厳しい戦いですね。