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論述試験学習方法

論述試験まで、あと1ヶ月半程度となりました。

学習は進んでいますか?

今日は、学習方法について書いてみたいと思います。

 

今までも何度か、論述については書き方などをお伝えしてきました。

改めて、自主学習という視点で書いてみます。

 

学習するに当たり、一般的には過去問を用いて「書いてみる」ことが多いのではないかと思います。

その通りだと思いますし、私もそうしています。

その時、「模範解答が欲しい」と考えること、多いですよね。

私もそうでした。

 

この試験では、「模範解答」は存在しません。

一部の対策講座運営講師は、自分自身の解答例を「模範解答」と表現しているようです。

ですが、私自身は、一度も言ったことがありません。

100人の到達者がいれば、100通りの解答があるからです。

 

自主学習の進め方としては、書いてみる、のが大切です。

その際、60分をはかることも大事ではあるのですが、まずは、自分が問われたことを答えているのかどうか、を入念にチェックしてみるとよいでしょう。

時間は大幅に延長してもいいと思います。

逐語記録の何を読み取り、どのように表現していくのか、ということについて、まずはしっかり理解していきましょう。

 

カウンセリング理論は、「感情」「認知」「行動」の3つが主なアプローチとして学んでいます。

この3つに着目し、読み取っていきましょう。

相談者の思い、そして、考え、行動や活動。

ここはきちんと捉えていますか?

私もそうですが、そういった部分に気が付いたら、マークしていると思います。

マーカーを使うも良し、シンプルにシャーペンでラインを引くも良し。

あとでわかるようにしていると思います。

 

問題は、これを定められた枠内に文章化するということですよね。

実際には、箇条書きであっても文章であっても、どちらでもよいということです。

ご自身がやりやすいように、書き出してみましょう。

ここで、どの程度の時間がかかるのか、はかっておくといいですね。

 

さらに、この捉えたことに着目し、どのような課題や問題がありそうなのか、考えていきます。

必ず、相談者の訴えたことを活用してください。

勝手に憶測や想像で決めつけてしまうことはよくないと思いますよ。

そのような気持であるのなら、自己効力感は下がっているだろう。

その考えは、ひょっとしたら情報が足りていない事からの思い込みではないだろうか。

具体的なやり方がわからず、行動できていないのではないか。

など、捉えた一つ一つに気づいた点を列挙してみるといいですね。

 

この、問1と問2のつながりがとても大切になります。

これができていないと、どんなによい方策であっても、この方に合っているのか?という視点に立った時、ハテナ?となってしまいます。

この2つに着目して、自主学習を進めてみましょう。

 

方策については、また次回、お伝えしていきます。