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第22回 論述解答例

第22回は、私が2級を再チャレンジ(2回目)した回です。

初めに合格をしたのは、第12回でした。

この第22回は、改めて確認したいことがあり、再チャレしました。

自分の指導が間違えていないことを確認したかったのです。

 

この時の論述を解答例として掲載します。

得点は70点ですので、さほど高得点ではありません。

一例として、参考になさってください。

 

 

問1

相談者は契約社員として人事の事務アシスタントをしていたが、無期契約に変わった。そのタイミングで仕事内容も社内研修担当となった。興味があったのでチャレンジすることとし、将来的には研修の主担当として頑張ってほしいと言われ、嬉しくて張り切っていた。しかし、頼まれた仕事(企画案の作成)を提出したところ、再提出になってしまった。考え直すにしても、何がよくなかったのか正直わからず、すっかり自信をなくしてしまった。新しい仕事へのチャレンジで弱音を吐くわけにはいかないし、みんなに迷惑はかけられず、自分が不甲斐ない。思ったより大変で、前の仕事の方が向いていたのか、戻してほしいと言うわけにもいかず、不安でいっぱいである。

 

問2

今まで事務アシスタントで培ってきたスキルを整理・明確化ができておらず、自身の強みなどの自己理解に不足が見受けられる。また、現在の仕事で求められていること(スキル、考え方、情報収集など)について、仕事理解にも不足が見られる。さらに、このことに対し、自ら情報収集する、学ぶ機会を得る、相談するなどの行動化ができておられない。迷惑をかけられないとの決めつけもあり、環境活用ができておられない。なりたい姿がイメージできず、中長期視点も欠けているようだ。いたずらに不安をかりたてられ、自己効力感が低下している。

 

問3

目標)不安を減らし、不甲斐なさの解消と前向きな気持ちを取り戻す。そして、仕事理解を深め、自信をもって今の仕事に取り組めるようになる。最終的には、自身のキャリアビジョンを自ら考えていけるようになる。

方策)焦りや不安の中、解決への第一歩のためにお越しいただいたことを労う。不安や不甲斐なさを丁寧にお聴きし、しっかりと傾聴することで辛さを吐き出す機会としていただく。出てきた不安を細かく整理し、何をどのように解消していけばいいか一緒に考える。研修担当としてできそうなことを列挙しあいリスト化する。まず、再提出となった企画案をどう考え直すのかを一緒に考えながら、それを例として考えてみる。必要な情報収集の方法、誰に相談できそうか、どんなアイデアが有効かなど、1つの案に対して具体的に精査していく。その中で、すべきことの手順や考え方が理解でき、不安の軽減、成功体験へとつなげていく。この取り組みを自己効力感アップの機会とし、さらに、研修担当として求められているスキル等も一緒に考え、どう働いていくのか、今後のイメージをふくらませていく。そのうえで、社内研修に必要な外部資源の環境活用についてもお伝えし、自信を持てるようサポートしていく。

 

 

以上です。

 

改めて読み直してみると、直したいところがたくさんありますね!

とはいえ、参考にはなるのかな、と思います。

これは、試験中に書き写してきたものです。

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では、あと数日。

頑張ってくださいね。