「役に立てる」面談とは

キャリアコンサルタントとして、さまざまな現場で面談をさせていただいています。

メインは、工科系短大での就職支援です。

月の半分は、こちらでのお仕事です。

 

そのほか、求職者支援訓練を受講されている方々のキャリアコンサルティングも請け負っています。

 

私自身、なかなか、2日連続でお仕事を受けることは難しい状況です。

(短大の出勤があるため)

訓練生のキャリアコンサルティングは、受講人数に応じて2日連続で設定されます。

受講生を2グループに分けて、別日で行うということです。

私自身が連続でうかがえない関係で、運営会社の方と担当日をわけて行っています。

 

先日、私が請け負っていない日に面談をした受講生とお話しする機会がありました。

キャリアコンサルティング後の授業で、「どんな面談だったのか」ということを、クラスメートと情報交換したとのことでした。

そうしたら、「全然、違うんですね!」と驚かれていました。

その方いわく、「40分、なんか授業のこととか就職活動のこととか話したけど…」とのこと。

方や、私が担当した方々からは、「これから何をすればいいのか、わかったんだ!」と報告された、とのこと。

 

その方は、非常に驚いたとのことでした。

私ではない方に担当してもらった受講生は、「なんでこんなに違うの?」ということに、モヤモヤがあったそうです。

 

これをそのまま、運営会社にお伝えしてもいいのかどうか…。

難しい問題ですね。

 

記事のタイトルにもあるように、相談者の役に立てる面談とは、一体、どうすることなのか、ということですよね。

訓練のキャリアコンサルティングについては、就職活動のことだけを聞けばよいわけではなく。

訓練期間を前向きに過ごしてもらうことも重要です。

せっかくの機会ですから、しっかりと知識やスキルを身につけ、自信を持って未来に進んでもらいたいのです。

その目標に向けて、困っていることは何か、どうしたいと考えているのか、しっかりと聞くことも大切です。

ですが、キャリアコンサルティングがカリキュラムとして3回用意されていることを考えると、次の機会までにしておくと役に立つことを、一緒に検討することも重要なことです。

 

普通のキャリアコンサルティングと違うから、ということではありません。

何をすることが、目の前の人の役に立てることなのかというのは、相談者本人にまずは聞いてみることも必要なのではないかと思います。

 

できるだけ、常に役に立つキャリアコンサルタントでありたい、と私は思っています。