私の日常業務は、短期大学生への就職支援となります。
もちろん、内定を目指して、履歴書やエントリーシートの添削、面接練習など、生の活動も多くあります。
ですが、私が一番、このお仕事で大切にしていることは、この短期大学校を修了し社会に出てからも、自分の力で自分の人生を自分らしく生きてほしい、ということです。
もちろん、「内定率」という数字はついてまわります。
また、短大生ですので、入校から就職活動スタートまであっという間です。
今回の大学生は、「アピールすることがない。何も活動していない」と困っているようですが、そんなもん!
短大生は大学生活の中でアピールできることを、半年くらいで見つけていく必要があるわけです。
甘えるな~と感じますね(苦笑)
実際には、就職活動をスムーズにしていくことが求められているのですが、その中でも、いかに上記の志を貫いていくのか、本当に大変です。
ですが、上司が私のこの気持ちを尊重してくださるので、授業を持たせていただくこともできました。
毎週の授業で学生と関わりながら、少しずつ気持ちが熟成していく様子を見届けつつ、ガイドし、時には背中をおしながら、一緒に未来を見ていくのです。
(背中を押すというより、「ケツを蹴飛ばす」と言ったほうが正解かもしれません…(笑))
私は2人の娘を育てています。
長女はすでに就職し3年目。
とても近く(駅3つ分)にいますが、一人暮らしをさせています。
子どもを自立した大人へと育て上げることが、親の役目だと思っています。
ですから、もちろん次女(大学3年生)も一人暮らしをさせる予定です。
そんな役目というのを、きっとこの学生支援でも感じているのだと思います。
職業訓練で大人の転職・再就職に関わるお仕事もしています。
その中で、自分で考え自分で道を切り開いていくことのできない大人が多いことを実感しています。
もちろん、人生半ばで迷うことも悩むこともあります。
そんな時は、誰かの手を借りること、相談することは大切です。
それでも、その手を借りることすら思いつかない人もいて…。
自分自身を明確にしていくことや、環境を活用していくことを、学生のうちから知ってもらいたい。
そうやって、自分の未来をつくっていくのだ、ということを教え導いていく。
それが、私の「学生支援における役割」だと思っています。
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