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論述での視点

論述試験まで、あと1か月をきりましたね。

みなさん、学習は進んでいるでしょうか。

 

キャリアコンサルティング協議会のホームページでは、過去3回分の問題がダウンロードできます。

これを効果的に活用していきたいですよね。

 

受検生の中には、「もっと古い過去問が欲しい」という方もいらっしゃいます。

いろいろな問題でチャレンジし、学習を深めていきたいと考えているのでしょう。

ですが、今はあまり手に入らない状況なのではないでしょうか。

友人知人の中には、公開している過去問以前に受検・合格された方もいらっしゃると思います。

その方々は、さらに古い過去問題で学習していたと思いますので、ひょっとしたらお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

これも、キャリアコンサルタントとして自分自身のネットワーク活用になりますよね。

 

ただ、たくさんの種類の問題で学習することだけが、学習効果を高めるわけではありません。

少ない問題の中で、繰り返し学習をしていくことも可能です。

その際のやり方などについて、少しアドバイスしていきたいと思います。

 

まず、学習仲間がいるといいですよね。

お互いに書いてみた解答を持ち寄って、他の方の視点を知るというのは大切なことです。

今は、対面での学習が少なくなっていると思います。

ですが、メールなどを用いて送り合い、オンライン上でディスカッションできれば十分ですよね。

人数が増えると、それだけたくさんの方の視点に触れることが可能です。

 

私が対面で論述の対策講座をしていた時には、模擬試験をその場で解いていただいておりました。

そして、全員で自分の解答を隣の人に回し、みなさんの解答を見る機会を設けていました。

それを踏まえて、参加者同士のディスカッションをしていただきます。

人数によっては、グループができたりもしますので、その後はグループでの解答をつくってもらったりもします。

今はなかなかそこまでできませんので、みんなで一緒に考えていく、という進め方にしています。

 

一人での学習であれば、書いた解答を見ながら、教科書や細目にそって、書けているかどうかを確認していく作業をするのもいいと思います。

正しい視点(キャリアコンサルタントとしての)で書けているのか、学んだことを正確に表現しているのか、という視点で見ることができます。

 

論述試験の得点ポイントとして私が大切にしていることはここにあります。

細目で問われていることをやれているのか、ということ。

そして、この逐語に登場する相談者のことを見ているのか、ということ。

キャリアコンサルティングとしての普遍的なことも、目の前にいる相談者に合わせた個別性ということも、両方が求められていると考えています。

 

こういったことを念頭に置いて、何度も同じ問題にチャレンジすることは、意味のあることだと思います。

 

あと4週間。

頑張っていきましょう。