切り替え

さて、学科・論述試験から数日が経ちました。

そろそろ気持ちを面接試験に向けて切り替えなければいけません。

今週末も、仲間内で練習する、という方が多いのではないでしょうか。

ここで、練習に向けて少しお伝えしておこうと思います。

あらかじめ事例が送られてきますので、アレコレと相談者の方の背景や事情などを読み取ろうとされる方、多いと思います。

これはとてもリスクが高いと感じています。

「そうだろう」という思い込みから、相談者を見ていくことになります。

非常に先入観を持ちやすいものです。

ただ、練習の際には、自分自身も相談者役を行うことが多いと思いますので、必要な部分でもあります。

注意していただきたいのは、「そうではないこともある」という可能性を、きちんと理解して臨む、ということです。

私たちが採点をされているのは、キャリアコンサルタントとしてすべきことができているのか、ということ。

そしてそれは、試験細目に記載されており、また、評価基準についても明記されている、ということです。

どんなに「想定外」の方が来ようとも、そこは変わらないはずです。

そもそも、「想定する」ことがおかしな話ですよね。

練習ではぜひ、自分のスキルを客観視して、苦手なことに取り組むこと、改善するためのトレーニングをすること、としていきましょう。

「なんとなくうまくいった」

「なんとなくうまくいかない。なんでだかわからない」

そういった感想だけで終わってしまう面談にならないよう、自分が何を練習しているのか、何ができるようになったらいいと考えているのか、そしてそれは、適切な考えなのか。

大切なことが欠けないよう、練習していきましょう。