面接対策の指導を実施していて、受講生からよく聞く言葉として、「難しい」というものがあります。
「難しい」とは、何でしょうか。
自分は、何を難しいと感じているのか。
少し細かく見ていくことも大切かな、と感じます。
ただざっくりと、「難しい」と言ったところで、では、どうすればいいのか、というところにはたどり着かないように思うのです。
果たして、何を難しいと感じているのか。
20分という時間に対する難しさもあるでしょう。
であるなら、その20分という時間の何が難しいのか。
試験対策で考えてみると、20分では時間が足りない、という表現もできそうです。
さて。時間が足りないとは、何でしょうね。
誰のための時間なのでしょうか。
相談者が、「20分では時間が足りません」と言ったのでしょうか。
もしそうであるなら、なぜ足りないのでしょう。
もっともっと言いたいことがあって、20分では伝えきれませんよ!というケースもあるでしょう。
でも、試験の現場で考えれば、そうではありませんよね。
受検者(キャリアコンサルタント)が、「時間が足りない」と感じているのです。
この面談は、誰のための場なのでしょうか。
私たちキャリアコンサルタントの時間ではなく、相談者の時間です。
20分でも相談者が納得のいく時間をつくれれば、それがベストです。
なのに、時間が足りないと言ってしまうのは、自分のスキル不足を認めることです。
では、時間が足りないというのは、どんなスキルが不足しているから起きてくるのか。
ここがポイントになります。
時間一つをとってみても、「難しい」のはなぜなのか、ということがかなり細かく分析できそうです。
みなさんも、なぜ難しいと感じているのか、何が自分のスキルとして不足があるのだろうか、ということを考えてみることが、今後のスキルアップには欠かせないのではありませんか?
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