先日、東洋経済オンラインの記事に、学生の就職活動に関する記事が掲載されていました。
それは、「面接が好印象だった企業」というテーマでした。
記事を読んでいると、就職活動中の学生が「好印象」だと感じる企業面接というのは、面接官の態度がかなり影響を与えるとわかりました。
まず、「あいづち・うなづき」をしてくれる、ということが大切なようです。
そして、自分の話していることについて「深掘り」してくれる、ということだそうです。
このどちらもが、「自分の話を聞いてくれている」ということと、「自分をわかろうと(理解しようと)してくれている」ということが伝わるから、と書かれています。
これはコミュニケーションの基本であると、その記事は解説されていました。
キャリアコンサルティングにも同じことが言えませんか?
会話(対話)をしている相手の話を、「聴いていますよ」というサイン、そして「理解しました」というサインを送ることが大切です。
われわれキャリアコンサルタントが「伝え返す」ことというのは、この「聴いています」「理解しています」のサインを送ることにほかなりません。
そして、「深掘り」するための問いかけと言うのは、「もっと知りたい、もっと理解したい」というサインになります。
この繰り返しが対話であり、信頼感につながるのだと考えられます。
みなさんが検定試験でいろいろなことを考えてしまう気持ちはわかるのですが、コミュニケーションの基本であるこれらをまずは行えているのかどうか、ということを振り返ってみましょう。
できていないのであれば、対話の相手(相談者)ではなく、自分を見ていると考えられます。
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