昨日は、東京の試験会場である施設をお借りして、面接試験を体験してきました。
ドアの前で相談者役の方と一緒に待つ、というところから体験です。
まさに、模擬試験という様相。
参加してくださった教え子さんたちも、かなりの緊張をしていたように感じました。
その分、普段のオンライン練習では見られない必死さが、試験官席にいた私にも伝わってきたと思います。
良い経験になったのではないでしょうか。
見ていて感じたことを二つ、お伝えいたします。
一つ目として。
今は、オンラインでの練習をしている方が多いのではないかと思います。
その際、送られてきた事例を手元に置いているのではないでしょうか。
自分なりにいろいろなメモを入れた事例が手元にある状態で練習していますよね。
でも、実際の試験では何も見ることが出来ずに向き合います。
そのため、なんとなく用意したことを言いがちなのかな、と感じます。
キーワード的なことをメモしていると、その言葉に刺激を受け、聴いていることよりもそちらに気を取られる可能性があります。
昨日はそれができなかった分、余計に集中できたようにも感じています。
今後の練習として、手元に何もない状態というのも、体験しておくべきかな、と考えました。
二つ目として。
ご自宅でのオンライン練習ですと、ご自身のスマホ等に録音している方も多いと思います。
また、タイマーを作動している、とか。
デジタル画面での時間管理に慣れてしまっているのではないでしょうか。
デジタル時計ですと、瞬時に時間が頭に入ってきます。
ですが、試験の現場では、机にあるのはアナログ時計です。
大きさもテノヒラサイズですよね。
とっさに小さなアナログ時計を見たところで、時間がすぐにわからない、ということもあるようです。
100円ショップなどにも売っていますので、それを用いての練習も本番に備えるという意味ではいいのではないかと思います。
また、相談者役をしてくださった方からのご意見として、時計を見た瞬間の動きで「あ、時間を気にしているな」ということがわかってしまうそうです。
できるだけ、意識を相談者から話さない、ということも大切だと思いました。
そういう意味では、あの机の上にある時計を置く位置や角度というのも、考えておけるのかなと思います。
これからは、現場でのパフォーマンスを上げるために何ができるのか、という要素も考えていけるといいですね。
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