現在、在職中の方が、わざわざ時間を割いてキャリアコンサルティングを受けようと思うのは、どんな時なのでしょうか。
身近に相談できる人がいない、もしくは、身近だからこそ相談しづらい、という場合はありそうですね。
今はインターネットが普及していますから、いろいろな情報を集めることが可能です。
もちろん、その情報が自分自身にとって有益かどうか、取捨選択する必要はありますが。
そして、同じようなことで悩んでいる人の声を聞くことも、比較的、容易なのかな、と思います。
いろいろ調べてみた。
同じようなことで悩んでいる人も多い。
でもなんか、しっくりこない。
だって、私とまったく同じ状況なわけではないのだから。
う~ん、どうしよう。困ったな…。
さぁ、こんな状況で相談に来られるわけです。
通り一遍の、「こうしたら?」とか、「こんなこと知ってる?」とか、そんなアドバイス、求めているのでしょうか。
今は簡単に調べられる時代なのに、何もせずに相談に来ているはずはないですよね。
となれば。
キャリアコンサルタントができることって、何でしょう。
何を聴いてあげたらいいのでしょうか。
どうすれば、相談者を理解していけるのでしょうか。
何を求めて、来られているのでしょうか。
そう考えると、みなさんのいわゆる「試験の練習」が、いかに浅いかわかりませんか?
一般的に思いつくことは、ある程度やってきた、とは思えませんか?
「同じ立場の店長さんたちに聞いてみるというのは、どうでしょう」なんて、してやったり!な顔をしてアドバイスしていませんか?
もうとっくに聞いているよ!かも知れません。
また、売上のライバルに聞けるわけないじゃん!かも知れません。
語られた来談目的からわかる状況。
そこから、「なぜキャリアコンサルティングをわざわざ受けに来たのだろう」と、深く考えていくことが大切です。
そして、それが理解できるよう、丁寧に関わってほしいな、と思います。
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