「次は何を聞こうか(何をしようか)」

タイトルについて考えてみます。

 

相談者のお話を伺うとき、この「次に何を聞こうか」、考えていませんか?

もちろん、相談者の属性によっては、こちらが知っておいた方がいいこともあります。

でも、あらかじめ聞くことを用意しておくのはいかがでしょうか。

また、相談者の話を聞きながら、頭の中では次の質問を選んでいたのでは、集中して聴けませんよね?

 

相談者の言葉にある、小さな単語。

これを大切にしてほしいと思います。

でも…、だけど…、など、聴き落としてしまいそうな些細なところに、大切なことが隠されていることもあります。

普段であれば、スルッと聴き流してしまうであろう言葉にも、相談者にとっては大きな意味があります。

一般的には…、普通は…、などですね。

あなたの考える一般的、普通、という概念と、相談者が感じている一般的、普通、という概念。

違うとは思いませんか?

 

今までの人生がまったく違うわけですから、一般的、普通、常識、価値観、など、違って当たり前です。

より深く、相談者の世界を理解していきましょう。

「次に何を聞くのか」を準備しておくことよりもずっと、大切なことではないでしょうか。