キャリアコンサルタントのスキルアップ

みなさんは、ご自身のキャリアコンサルティングについて、スキルアップする必要性を感じていますか?

 

国家資格を取得してから、2級技能士を目指す。

それはもちろん、スキルアップにつながります。

ですが、上位の資格を取ることだけがスキルアップなのでしょうか。

それは、大きな間違いなのかなと思います。

 

面接試験自体は、その日の運や様々なことが絡み合っての合格です。

悪い言い方をすれば、「たまたま」かもしれません。

そして、試験は20分のロールプレイです。

最後のクロージングまですることなく、尻切れトンボであっても合格します。

現場では、そんな尻切れトンボの面談なんてありませんよね。

 

もちろん、みなさんがおられる現場によって、面談時間もバラバラです。

 

であるなら。

たとえ上位資格に合格したとしても、まだまだスキルアップは必要だと思います。

日ごろの面談が、お一人30分であるなら、20分でクロージングできますか?

また、40分あったらどうでしょう。

1時間であったら?

 

同じ対象者に対して、面談の時間が変化しても、同じように価値を提供できるでしょうか。

 

私は現在、求職者の対応が主な現場です。

短大生や、職業訓練受講生です。

学びながら就職を目指す人たちが対象です。

同じ求職者でも、学んでいない方であればどうなるだろうか。

(需給調整機関とかですね)

また、在職者の方への面談ではどうだろうか。

セルフキャリアドックで在職者の方へ対応したことはあります。

ですが、15年目になるこのキャリアの一部でしかありません。

割合で言うと、たぶん1%程度です。

 

このまま偏ったスキルだけでいいのだろうか。

もっともっと、幅広くどのような対象者であっても価値提供ができる、スーパーキャリコンを目指したい!

そんな気持ちが起きています。

 

今の現場でスキルアップを図ることも、幅広い対象者への面談力をつけてスキルアップを考えることも。

単なる上位資格を目指すだけではない、スキルアップなのだと思います。

 

資格を取ったら終わり、ではなく。

ずっと学び続ける必要があるこの資格。

更新のための講習を受けるだけではない、実務家としての本当の学びについて、もっと考えていく必要があると感じています。