人間関係と基本的態度

キャリアコンサルタントとしての学びの中で、「基本的態度」というものがあります。

・無条件の肯定的関心(受容)

・共感的理解

・自己一致

の3つです。

もちろん、みなさんはおわかりですよね。

 

実際に、相談者の方のお話をお聴きするとき、この「基本的態度」が必須となります。

ある意味、土台ともいえるのではないでしょうか。

 

最近、私が感じていることとして…。

職場内での人間関係に悩んでおられる方は多いと思うのですが、その悩みのお相手は、自分に対して「基本的態度」を持ってくれているでしょうか。

自分自身を振り返ることも大切ですよね。

 

何を言っても、受容をしてくれる様子がない。

なぜか返事の第一声は否定語である。

こちらの事情・状況・背景・心情を理解してくれようとはしない。

 

こんな人と、良い人間関係なんて無理だと思いませんか?

職場内では、様々なチームがあり、そのチーム内での信頼関係が成果を生み出すためには必要です。

そして、各チームが信頼しあって連携をとっていくことで、社としての成果につながっていきます。

もし、そこに「基本的態度の身についていない人」がいたら、どうでしょうか。

信頼できますか?

共に歩んでいけますか?

それが、リーダーであれば、どうでしょうか。

 

「基本的態度」というのは、キャリアコンサルタントやカウンセラーに必要なベースとして私たちは教わっています。

ですが、人は一人では生きていけず、何かしらの形で誰かと関わりながら日々を過ごしています。

それであるなら、キャリアコンサルティングの仕事中かどうかに関わらず、「基本的態度」を土台として持つ人間でいることが大切だと考えています。