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論述試験は実技です

あと数日で、後期試験の学科・論述試験日となります。

幸い、東京はお天気の崩れが無いようで、良かったですね。

雨で傘を持つ、というだけでも、なんとなくうっとうしいものです。

 

先日、2級受検者に対して、簡単ではありますが論述で何を気にして書くのか、ということをお伝えする場がありました。

たまたま私は、第22回を受検しています。

コチラ参照

そこで、何をどのように考えながら記述していたのかを、ご説明させていただきました。

 

点数は70点以上ですが、取り組んだ内容は至極基本的なことです。

相談者さんの思いや考えをどれだけ捉えることができるのか。

なぜ、そのような考えに至ってしまうのか、背景や状況をくみ取ることをし。

まずは、ご本人のお気持ちを大切にしながら、訴えていることの解消に向け、一歩ずつ進み。

目指すのは、自分らしいキャリアを自律的に歩めること。

そういうことです。

 

受検者さんは、私が一番大切にした、「ご本人の訴えの解消に使った方策」を書くことに、合点がいかないようでした。

どうしてだろう?

 

論述試験も実技です。

となれば、最初の一歩はどのようなことを設定すれば、進んでいけそうなのか。

目の前の方をしっかり理解し、非言語まで観察しながらご提示していきます。

となれば。

ハードルは、高くても低くてもいけないと思うのです。

やれそう、やってみたい、そんな気持ちになれる方策を考えてあげたいものです。

 

今一度、考えてもらいたいですね。

テクニックや、キラーワードを見つけるのではなく。

何が伝えたくて相談に来ているのか。

どうすれば、それをわかってあげられるのか。

そして、そのために、私は何ができるのか。

それが、キャリアコンサルティングだと思います。